TANTO安全対策通信 Vol.04-4 Sat, 20 Mar 2004
菅原2号@タント安全対策委員会
みなさんこんにちは。
安対通信です。
タント行事もあと残すところ2つ!
今日は乗鞍温泉高原スキー場からお送り致しております。
今回はスキー保険と何かあった時のお話を実体験を交えて したいと思います。
みなさん、スキー保険には加入していますか?
掛け捨ての保険で、契約期間は1年間、 なんだかもったいない気もします。
でもこれに入っているのといないのでは、大きな違いがあります。
補償内容としては、
①スキーによる自分の怪我入院・通院医療費(受傷後適用期間制限あり)
②スキー用具の補償(盗難、破損など)
③誤って他人を怪我させてしまった時の損害賠償費
私の場合、ご存知の通り、先シーズン終りに左膝の靭帯(骨と骨をつなぐ腱)を 4本中2本半断裂する怪我を経験しました。
これにかかった費用(概算)を算出してみます。
実際は保険点数(1点=10円)で計算されていますので、 医療機関が出した点数をもとに金額換算しています。
①手術・検査費用 1回 200万円
②入院費用 1ヶ月 約30万円(薬や医療行為によって上下します)
③リハビリ・通院・・・・退院後、1ヶ月は週1回、その後約半年~1年、1ヶ月1、2回で5万円くらい。
④装具など・・・硬装具120,510円、軟装具32,200円
⑤その他・・・整骨院やマッサージ、リハビリなど(任意)
⇒これが結構かかります。
①、②、③について組合健保であれば、3割自己負担で、7割が健保負担です。
入院の場合1ヶ月間の自己負担分医療費が7万円強以上になると 高額医療費としてそれを超えた分が返金されますので、 健康保険に入っていれば、手術費用等は何とかなります。
しかしながら、7万円強までは自己負担です。
1ヶ月7万円、2ヶ月で14万円、3ヶ月で21万円・・・結構大きな負担です。
私の場合、3ヶ月にまたがったので、病院に支払った費用だけで約21万円!! その他諸々出費があって大きな負担でした。 それで保険で何とかなりましたが、保険に入っていなかった場合を考えると、 ゾッとします。
また、これは自損事故の場合ですので、相手がいて、 相手に怪我をさせた場合には、交通事故と同じような責任割合で さらに入院費+休業補償など、大変なことになります。
(スキー場保険に加入しているスキー場かどうかも重要な要素になります)
また、タントの行事の際にも保険をかけていますが、内容は「旅行保険」となっており、 スキー保険のような十分な保証はしていません。
タントスキークラブでもスキー団体保険の加入を斡旋していますので、 加入を希望される方はスキー保険担当スタッフまでご連絡ください。(SAJスキー保険等)
その前に皆さんくれぐれも怪我のないように 残りのシーズン楽しく滑ってください。
(疲れたと思ったら、必ず休息を!)
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文責:菅原2号
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